プロジェクト概要


3.11東日本大震災の後、日本NPO学会では、震災特別プロジェクトを立ち上げ、市民社会を中心とする民間支援について現状把握と課題の発掘を行ってまいりました。2012年1月からは、「タケダ・いのちとくらし再生プログラム」の事業の一つとして、日本NPOセンターと連携して、「東日本大震災における民間支援の軌跡と動向調査」というテーマを掲げて組織的、包括的に研究を行っております。本プロジェクトは、東日本大震災における民間支援の動向を救援期および復興期の中長期にわたって調査を行い、日本のみならず他国の現世代・将来世代に教訓を残すことを目的として、2016年12月31日までの5年間実施される予定です。

調査内容
1. 東日本大震災後の救援期におけるカネ、ヒト、モノ、情報の流れについて(2012年)
2. 復興期における地域単位の生活再建の状況について(2013年以降)

調査事項
1. カネの流れ:義援金の動向、義援金の歴史的成立過程と制度的課題、支援金の動向などを調査(ネット検索、新聞、ヒアリングなど)

2. ヒトの流れ:災害ボランティア、有給スタッフなど、ヒトがどう動き、どのような役割を果たしたか、調査する(対個人、対団体質問紙調査、ネット・新聞検索など)

3. モノの流れ:被災地への物資の流れについて、調査する(先行研究サーチ、ネット・新聞検索、被災地およぶ送付側へのヒアリングなど)

4. 情報の流れ:日常的防災情報の流れ、被災地からの情報伝達などについて調査する(ネット・新聞検索、ヒアリング、質問紙調査など)

5. 地域単位の生活再建:復興期における生活再建の状況を地域単位で調査する(参与観察、ヒアリング、質問紙調査など)

調査フロー(2012年度調査:救援期)

年間実施スケジュール(2013年)
3月:震災特別フォーラム
3月:日本NPO学会年次大会
4月〜12月:研究会・勉強会・幹事会
9月:震災特別フォーラム
9月:被災地現地調査
12月:ヒト・モノ・カネに関する調査完了
12月:年次報告


年間実施スケジュール(2012年)
1月:調査開始
3月:震災特別フォーラム
3月:日本NPO学会年次大会
4月〜:各班調査実施
4月〜12月:研究会・勉強会・幹事会
7月:寄付・ボランティアに関して全国調査実施
9月:震災特別フォーラム
9月:被災地現地調査
12月:年次報告










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