2000年度 事業報告/ 2001年3月20日 総会

Ⅰ. 研究大会の開催

  • 第3回研究大会 2001年3月18-20日の3日間にわたり、京都市内(京都産業会館、池坊短期大学、京都芸術センター、キャンパスプラザ京都)において開催した。

Ⅱ. 機関誌等の編集・発行

1.ニューズレター

2000年度中に4回発行し、会員に送付するとともに、各地のNPOセンター、図書館等に配布した。第2巻第1号(2000年05月発行)12ページ、第2巻第2号(2000年08月発行)12ページ、第2巻第3号(2000年12月発行)16ページ、第2巻第4号(2001年03月発行)20ページ

2.研究年報

編集委員会において、第2回研究大会の報告論文およびシンポジウムならびに公募論文の中から選定して、研究年報『NPO研究2001』を編集して、日本評論社より刊行するとともに、全会員に無償配布した。初版発行部数2500部。

3.『ノンプロフィット・レビュー(The Nonprofit Review)』

編集委員会において、投稿規定の作成、投稿呼びかけ、受け付け、査読など創刊準備をすすめ、2001年5月創刊の見通しとなった。筒井洋一委員を中心に、科学技術振興事業団(JST)のオンライン・ジャーナル・システム(J-STAGE)を利用するための検討を進めた。第2回研究大会において、一般会員向けに投稿説明会・デモンストレーションを開催した。

Ⅲ. 「NPOの教育・研究ネットワーク形成事業」(笹川平和財団助成)の実施

  • 笹川平和財団からの助成金を得て、2002年度から3年間の予定で、「NPO教育・研究推進モデル事業」を実施することとし、初年度の2002年度においては、以下を実施した。
    • 1.NPO・NGOに関する研究・教育機関調査
      大学等高等教育機関が開講している、あるいはNPO・自治体が実施している、NPO・NGOあるいはボランティアに関する研究・教育の実態(講座、スタッフ、アプローチ等)を調査し、教育・研究ネットワーク構築のための基礎データを収集した。
    • 2.ネットワーク型NPO教育講座の検討
      NPO専門家の所属機関が分散する現状を前提として、体系的なNPO教育を実施するため、複数の大学等研究機関をネットワークで結んだネットワーク型のNPO講座のフィージビリティについて検討した。
    • 3.NPO教育教材の開発
      大学学部レベルまたは大学院修士課程レベルの標準的なNPO教育コースのテキストを、日本のNPOの現状、受講者のバックグラウンドを考慮しつつ作成するための準備作業をすすめた。
    • 4.合宿セミナーの開催
      2000年9月に、長野県軽井沢町において、およそ50名の会員の参加を得て、『NPO教育と人材育成』に関する合宿セミナーを開催した。
    • 5.国際シンポジウムの開催
    2001年3月の第3回研究大会の一環として、Michael O’Neill (University of San Francisco) Ku-Hyun Jung (Yonsei University), Tae-kyu Park (Yonsei University)らを招聘して、NPO教育などに関する国際シンポジウムを開催した。

Ⅳ. 広報および会員基盤の拡大

  • ・学会の公式ホームページの内容充実を図るとともに、情報の更新を随時行った。
  • ・入会案内リーフレット、ニューズレターを、主要大学、図書館など各方面に配布した。
  • ・報道機関の取材に随時対応した。
  • ・個人会員数は順調に増加しており、2000年末には1000人を超えた。
  • ・NPOに関する国際的な学会および主要国の国内研究ネットワークとの交流・連携を図る。
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